両国間の包括的戦略条約は、今年1月にイランのペゼシュキヤーン大統領がロシアを訪問した際、プーチン大統領とによって署名されました。
この条約は、イラン・ロシア間のさらなる長期的協力の発展に向けた法的枠組みを定めるものです。また、この協定は戦略的パートナーとしてのロシアとイランの関係レベルを強化するもので、防衛、テロ対策、エネルギー、金融、運輸、工業、農業、文化、科学技術など、あらゆる分野を網羅しています。
これに先立ち、ロシア上下両院議員らは大統領の署名した条約にもとづく政府提出の法案を承認していました。 プーチン大統領がこの法律に署名したことで、ロシアにおけるこの条約をめぐる一連の法的手続きは完了したことになります。
この条約の実施には、両国それぞれの国内法的手続きの完了が条件となっており、イラン側もアラーグチー外相がロシアのニュース局・ロシアトゥデイとのインタビューで、「イラン国会も近日中にこの条約を批准する予定であり、この条約は数週間以内に発効するだろう」と語りました。
同外相はまた、「包括的戦略条約は、イランとロシアが長期的な協力を求めており、短期的な問題でこの関係が損なわれることはないというメッセージを世界に発信している。したがって自分としては、この条約の実施により我々の協力の道はより強力かつ迅速に前進するだろうと信じている」と述べました。
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